2007年1月19日 (金)

猿の惑星

猿の惑星 DVD 猿の惑星

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2005/02/04
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監督:  フランクリン・J・シャフナー   
製作:  アーサー・P・ジェイコブス   
モート・エイブラハムズ   
原作:  ピエール・ブール   
脚本:  ロッド・サーリング   
マイケル・ウィルソン   
撮影:  レオン・シャムロイ   
特殊効果:  L・B・アボット   
特殊メイク:  ジョン・チェンバース   
音楽:  ジェリー・ゴールドスミス   
 
出演:  チャールトン・ヘストン  ジョージ・テイラー 
キム・ハンター  ジーラ 
ロディ・マクドウォール  コーネリアス 
リンダ・ハリソン  ノヴァ 
モーリス・エヴァンス  ザイアス 
ジェームズ・ホイットモア  議長 
ジェームズ・デイリー   
ロバート・ガナー   
ルー・ワグナー 


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未知の惑星に不時着した宇宙飛行士たちは、そこでは猿が人間を支配している事を知る。

主人公テイラーはコーネリアスとジーラというチンパンジーの協力者を得て逃亡を図るが……。

設定のユニークさや、ショッキングなラスト・シーンが受けて本作は大ヒットとなり、4本の続編と2本のTVシリーズ(実写とアニメ)が作られた。

後の作品の質の低さもあってかシリーズとしてはあまり評価されないが、1作目はロッド・サーリング&マイケル・ウィルソンの脚本(原作はピエール・ブール)、演出、音楽(ジェリー・ゴールドスミス)そして当時としては革新的なものだった猿のメイクアップ効果(ジョン・チェンバース)と、一級のスタッフの名に恥じない堂々たる娯楽大作であった事は再認識せねばならない。

ビッグ・スターがSF映画に出演する契機となった作品でもある。



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アカデミー賞

名誉賞  

ジョン・チェンバース 同作品のメイクアップに対して

アメリカ国立フィルム登録簿

★★★★★★★★☆☆

足あとSFファンでありながらこの名作をまだ観ていませんでした。

まずかぶりもの(苦笑)SFがだめだったこと。

これはおととしやっと観たスターウォーズで克服(今更って感じですが)

そして実はもっと大きな問題・・

映画の題名でラストが想像できたので、

いろんな人に聞くと自分が想像したとおりのラストとわかり、

ああそれならばもう観なくてもいいやと思い込んでいました。

ところがあるファンの人が(それだけじゃあない深い映画だ)と褒め、

(SF、映画ファンで猿の惑星を観ていない映画ファンはおかしい)と言ったのです。

筋が読めようともオチがわかろうともかぶりものであろうと(爆)

とにかく観ておかなければならない映画だそうです・・

最後のほうですでに見た人への疑問も書いておきます。


まずはものすごい広大な世界を描いているにもかかわらず、

ほとんどがテーマパークのような場所と決まったキャラクター、

その違和感に気づきながらも描こうとしているテーマが深い。

名作と言われる理由は映画を体験しなけりゃわからない。

かぶりものだとバカにしていた猿のキャラ。

とてもわかりやすい。

映画というものは難解なテーマをいかにわかりやすく訴えられるか

私はサスペンスなどは別として特にSFはこれを重要視します。

スピルバーグ映画を見飽きないのも、

わかりやすい映像の演出と見終わった後それから考えさせる手法が好きだから。

何か問題を投げかけているんだと終わったあと感じられる映画ですね。

この映画は深いです。

猿のキャラ分けは本当に笑えないほどわかりやすい。

友好的なチンパンジー、

攻撃的なゴリラ、

支配する頭のいいオラウータン・・

そのキャラたちは職業や階級でも擬人化されています。

動物に例えればと人事のように見ていれば、

それがおかしいのに笑えない人類の鏡写しだとわかりますよね。

見ている途中で、

これは史劇かもしれないとも思いました。

あれはローマ帝国そのものではないですか?

植えつけられた宗教観に帝国主義に共産主義、

その昔に日本にあった、

(のらくろ)という漫画。

大まかなことしか知りませんが、

その世界観もあると思います。

この狭い世界に歴史の揶揄を面白おかしく描いていること、

これがこの作品の最大の面白さだと思います。


そして見る前からオチがわかってしまったラスト。

これは見方もありますから最後のほうに書きます。

確かによい映画ではあるけれど、

製作側の陶酔した感が引いてしまう「2001年宇宙の旅」「ソラリス」

描こうとしていることはそんなには変わらない

表現方法やとらえかただと思うのです。

私はアインシュタインの本の中でのある画像から、

ありえないタイムタラベルは割り切って楽しめるようになったけど、

銀河系の彼方にある世界を見て帰還するというSFは、

もう夢ととらえてしまい楽しめなくなっています。

しかしとらえ方も時代時代によって自由ですし、

過去と未来はつながっている世界というのも、

完全には否定できません

これはタイムマシン映画を好きだからです。


もし「2001年宇宙の旅」や「ソラリス」が合わない人がいれば、

「猿の惑星」はとても親切でしかも描く世界は難解な二作品と似ています。

もしまだ観られていない方は、

「そういう考え方もあるんだ」と鑑賞してみてください。



さて・・すでに観られている人へ

一緒に考えてみてください。









なぜ?




○まずはそのラストへつながるプロローグですが・・


女性飛行士だけ猿人化して死んでいた。

これは・・たぶんその後に出てくる主役と絡む女性の役割?

同じ女優ではないのかな??

それに前半に全裸で島を探検するシーンで女性はご法度。



○宇宙船はどうして戻ってしまったのか?


時空のいたずら、

いわゆるタイムトラベル、

私たちが地球から見あげる星空は、

すでに消滅している可能性があります。

狭く言えば時差。

この考え方と単なる方向オンチな宇宙船ととらえるギャグ(爆)

私は宇宙船が不時着した時点で、

銀河系の彼方まで行っても帰る場所は同じだと思い、

題名でエンディングが読めてしまったのでした。


ところで光の速さで未来へたどり着いたら、

時間だけは過ぎていてという定説はわかりますが、

これって過去には行けないのでしょうか??

逆周りに飛ぶか、

それこそ時空を逆行するということで不可能ですが、

それか地球人以外ならば向こうからこちらに向かえば可能ですが・・

それもこれもそんな速度ではまず生物は耐えられない、

それなら夢がないからと冷凍された異星人がこちらに向かう途中というのがSF映画。


○地球を滅ぼしたのは地球人である。

これは今いる私たちでも想像がつきますよね。

環境に対応できず滅びる。

人類の場合は環境を破壊し対応できなくさせた。

核戦争と言えば簡単ですが、

それをやらなくても今のままでは終わりは早いと思います。

これを自由の女神で表しているのは今のSF映画ではありきたりですが、

猿の惑星がそのきっかけなのかもしれません・・


○進化論についてですが、

大きな突込みは、

猿人類と人類が生き残るのはわかりやすくしているのですが、

なぜ馬だけそのままなんだろうか(苦笑)

明らかにサラブレットのような今の馬でしたが・・

これもローマ帝国時代を揶揄しているため必要なのかな・・


○宗教観について、

キリスト教社会にむけてのある警告ともとれるかも・・

あの猿人類の裁判など思い出すと、

まさにローマ帝国そのもの。

ここらは昔の(天地創造)などのSFスペクタクル歴史映画が好きなので、

とても面白く見られました。

しかも猿に例えているから笑えない面白さ・・




他にも突っ込みどころや疑問は数ありますが、

総合的に見てとてもよい映画でした。

2の予告を見ましたが(コクーン2)を思い出します。

まあシリーズなので割り切って見てみようかな・・

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